第20回は、2022年8月6日(土)夜8時~ zoomで開催します(※毎月第1土曜日の20時からになります)。
第20回のテーマは「昭和52年路線と昭和54年問題」を取り上げたいと思います。
まず7月10日に行われた参院選の公明党の結果についての総括と、安倍元首相の死の意味を仏法の目から見るとどうなるかをお話しします。
次に前回の第19回教学研究会のテーマ「政治と宗教──創価学会の政界進出の意味を考える」が途中、言論問題のころで終わったため、今回は、その続きから始め、池田先生が言論問題当時の四面楚歌状況をどうやって脱出したか、そして挑まれた昭和51年秋からの昭和52年路線。
中でも注目すべきは、昭和51年秋の第39回本部総会における「創価学会の理念と伝統を継承し永遠に仏法中道を進もう」との歴史的講演です。ここで発表された「創価学会は永遠に民衆の側に立つ」など創価運動の貴重5項は、永遠に変わってはならないと思います。
言論問題の終息を図るため、新路線を発表した昭和45年5月の第33回本部総会以降、模索していた創価学会・公明党の新たな進むべき道、政界進出の意味は、定まったと思います。
と同時に、この第39回本部総会で、池田先生は、「一般的にいって、信仰が死滅するときは、この”庶民をもっとも大切にする心”が失われたときであることは、すべての歴史が証明しております。現在の既成仏教は、僧侶が寺にあぐらをかいて葬式仏教になりさがっております。ここに庶民の宗教心がなくなっている原因があります。
いかたる宗教においても、聖職者が、権威をかさに信者のうえに君臨する場合、民衆の信仰心は薄れ、その宗教は死滅するのであります」と述べ、前門の虎・宗門との戦いを宣言しました。
しかし、平成3年に始まる創価ルネサンスの前哨戦ともいうべきこの宗教改革が昭和53年に入ると雲行きが怪しくなり、ついに昭和54年4月、池田先生の会長辞任に追い込まれます。
この嵐の4.24に至る昭和54年問題の総括(宿板のテーマ)を改めて行いたいと思います。
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