第35回教学研究会「教義改変問題と矢野絢也問題」

第35回は、2023年11月4日(土)夜8時~ zoomで開催します(※毎月第1土曜日の20時からになります)。
今回の講義テーマは「教義改変問題と矢野絢也問題」です。

2014年の教義改変問題については、さまざまな角度から論じることができます。中でも、「会則珍問答(7分40秒から)」が指摘している「認定秘沈」「認定独一本門」のアングルからの指弾は、単なる揶揄ではなく、ジャギー谷川による教義改変の本質をえぐるものです。
また、弘安2年の御本尊を受持しない理由として、謗法の地にあるからと言ったことに対して、学会を破門した平成3年からずっと謗法の地にあったのに、20年以上も朝晩、“南無し奉”ってきたのに、何を今さらとの切り返しには、ジャギーズ事務所の面々は、いまだに口を閉ざしたままです。
その他もろもろ、教義改変のおかしなところ、笑えるところが挙げられています。
ただ、欲を言えば、「会則珍問答」は、ジャギー谷川らの根本的な間違いである「日寛教学」の否定の問題に切り込みが足りない気がします。
特に、六大秘法、一大秘法の教義は用いないとしたことは致命的でした。
本門の題目に「信」と「行」、本門の本尊に「人」と「法」、本門の戒壇に「義」と「事」を分かって、六大秘法とするのは、これまでの学会教学の根幹をなすものであり、これを用いないために、なんとグダグダのしまりのない教義となってしまったことでしょうか。
本門の戒壇に「義」と「事」を立てたくないのは、正本堂の意義付け問題というジャギーズにとっての黒歴史を忘れたいからでしょう。本門の題目に「信」と「行」を分かちたくないのは、ジャギーズの連中が、題目といえば口で唱えるものとのみ思い込み、声にならない「信」の題目の体験、実感がないからで、そして、なにより、本門の本尊に「人本尊」と「法本尊」を分かち、「人法一箇」とする教義を立てないのは、日蓮本仏論を否定し、「法先人後」の一致派(身延)的な教義に変えることが、世界宗教にはふさわしいという愚かな思い込みがあるからにほかならないのです。ジャギー谷川ら、まことに浅い教学力の連中によって、教義改定が行われたところに、創価学会の悲劇があったと後世言われることしょう。
この「法先人後」か「人法一箇」かという選択は、実は、天台智顗(一致派身延流)の仏身観に立つのか、日蓮大聖人(日寛流)の仏身観に立つのかという決定的な分かれ目なのです。
ジャギー谷川が、教学部アドバイザーとして教義改変作業の中枢に招き入れた東大の二人の先輩・宮田幸一氏と菅野博史氏は二人とも、天台・身延かぶれの日蓮音痴という最悪の教学コンサルでした。
そのことは、宮田氏が創大の宗教学会で得意げに語った話からも十二分に伺えます。

今度の教学研究会では、この天台と日蓮の根本的な違いを、当代随一の日蓮学者であり、天台教学にも精通している花野充道さんの直近の論文に基づいて、少し考えてみたいと思います。
やはり、教学研究会と銘打つ以上、最先端の教学研究の成果にもとづいて、学んでいきたいですよね。ジャギー谷川らの周回遅れの大崎(立正大学)教学によってなされた教義改変を正すのは、日蓮教学の最高峰の成果による以外にありませんから!

毎回、充実した内容になっています。
是非とも新しいご友人、お知り合いの方々を伴って、ご参加くださいますよう、お願いいたします。


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